2014年1月28日火曜日

ツル渡来地 

匂い・音である記憶が鮮明によみがえる・・ってことありませんか

クウィ~!クウィ~!とツルの鳴き声・・・ふと 西の空を見上げると
真っ赤な夕焼け空の向こうに 長い列を組んだツルの群れが
寝ぐらへと飛んでいくの

             ながーい ながーい ツルの列

夢中になって遊んでいた子供たちも お家へ帰る時間なのです
もう50年以上も前のことだけど・・・
なのにその風景、鳴き声は音の記憶として 私の中で今でも鮮明に残っています
鹿児島県出水市 出水平野の水田地帯
毎年10月頃から翌年3月頃まで 約1万羽を超えるツル(主にナベツル・マナツル)が
越冬のために渡来します
バイカル湖やアムール川地域で繁殖した子どもたちを連れ
北西の風に乗って飛んでくるそうです。その距離を思うと大変な旅ですよね

国の特別天然記念物に指定され 保護されていますから
安心してエサをついばんいます。 
 
ウーン・・・ワカメのようなこれはなに?
 2月頃から3月頃の晴れた日に 北西風によって発生する上昇気流に乗って
円を描くように上昇し また北へと飛び去っていくのです

近隣で農業を営む方々にとっては様々な被害によりご苦労されていることも
多々あることでしょうネ。しかし羽を休めるために毎年この地に帰って来れる 
すばらしい自然環境があることを私は自慢したいな。
これは海岸の近くで見かけた不思議な木 よーく見るとごっつく太い枝に見えたのは
ツル植物が巻き付いていたの。カラスらしき鳥が同じ方向を見てとまっていました
アァ~広々としていい気持ちだなぁ~と思っているのかしら・・・・
爺さんだったら アァ~腹へったなぁ~と思っているんだ・・と言うに決まってますよ!

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